将来や進路について考える中学生のためのヒント集

みんな大学に行くものなの?最新の大学進学率は?

中学生にとって大学進学は遠いようで近い将来の話です。高校進学を決めるときにも大学のことまでイメージして考えることが多いのではないでしょうか。

 

そこで、問題です。
最新の大学進学率はどのぐらいかわかりますか?

 

 

いまどき、大学ぐらいはいっとかないと…


 

ほとんどみんな大学に行くものでしょ


なんて勝手なイメージをもっていませんか?
客観的なデータで確認してみましょう。

 

2017年の大学(学部)進学率は52.6%

大学進学率のデータは文部科学省が毎年公表しています。
これをもとにまとめた男女別の大学進学率(学部)は次の通りです。

 

大学(学部)進学率(%)
男子女子
2017年55.949.152.6
2010年56.445.250.9
2000年47.531.539.7
1990年33.415.224.6
1980年39.312.326.1
1970年27.36.517.1
1960年13.72.58.2

(出所:文部科学省「学校基本統計・年次統計」)

 

最新(2017年)の大学進学率は男子55.9%女子49.1%
男女計52.6%です。

 

「みんな行くのがあたり前」という数字ではありませんよね。
大学に進学するのはおよそ2人に1人です。

 

昔に比べれば大学進学率は増えていますが、「ほとんどの人が…」というのは言い過ぎ。
冷静にこの数字は覚えておきましょう。

 

なお、男女ともここ数年の大学進学率は横ばいです。
さらに上がることは考えにくく、将来的にもこのぐらいと予想されます。

 

短大進学率は女子で8.6%

上記の大学進学率には短期大学への進学者は含まれていません。
短大のみの進学率は下記のとおりとなっています。

 

短期大学進学率(%)
男子女子
2017年1.08.64.7
2010年1.310.85.9
2000年1.917.29.4
1990年1.722.211.7
1980年2.021.011.3
1970年2.011.26.5
1960年1.23.02.1

(出所:文部科学省「学校基本統計・年次統計」)

 

短期大学への最新(2017年)の進学率は女子8.6%
20%を超えた時代もありましたが、最近は下落傾向にあります。

 

男子は最新(2017年)の短期大学進学率が1.0%
100人に1人の割合となっています。

 

進路を考える際の参考にしてみてください。

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