中学生での男女別肥満傾向児の割合
中学生での男女別学年別にどのぐらい肥満傾向児がいるのかについて文部科学省がまとめたデータがありました。肥満傾向児とは、下記で計算した肥満度が20%以上の人のことです。
肥満度=(実測体重−身長別標準体重)÷身長別標準体重×100(%)
簡単に説明すると、身長別の標準体重より1.2倍以上の体重がある人が肥満傾向児です。この肥満傾向児がどのぐらいの割合でいるのかのデータが下記となります。
中学生の肥満傾向児の割合(平成28年度)
参考までに中学生の前後学年(小学校6年、高校1年)も掲載。
学年 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
小学6年 | 10.08 | 8.31 |
中学1年 | 10.42 | 8.57 |
中学2年 | 8.28 | 7.46 |
中学3年 | 8.04 | 7.70 |
高校1年 | 10.95 | 8.46 |
- 数値は%
- 出所:文部科学省「学校保健統計調査報告書」
いずれの学年でも女子よりも男子のほうが高い(肥満傾向児が多い)のが特徴です。
中学1年男子は10.42%(10人に1人以上)が肥満傾向児です。女子は男子ほどではありませんが、中学1年で8.57%(およそ12人に1人)となっています。
男女とも以前よりは減少傾向にある
上記は平成28年度のデータですが、平成18年度と比較してみると、男女とも肥満傾向児の割合が減少していることがわかります。
中学生の肥満傾向児の割合(平成28年度、平成18年度)
学年 | 男子 | 女子 | ||
---|---|---|---|---|
H28 | H18 | H28 | H18 | |
中学1年 | 10.42 | 13.26 | 8.57 | 10.13 |
中学2年 | 8.28 | 11.23 | 7.46 | 9.46 |
中学3年 | 8.04 | 11.20 | 7.70 | 9.20 |
- 数値は%
- 出所:文部科学省「学校保健統計調査報告書」
男女とも10年間下がり続けたわけではなく、リバウンド(割合が増えた年)もありながら、現在の数値になっています。