中学校で部活動をしている人の割合(運動部、文化部別)

中学校で部活動をしている人の割合(運動部、文化部別)

中学校で部活動をしている人の割合(運動部、文化部別)

何らかの部活をしている中学生の割合がどのぐらいかを調べてみました。

 

元データはスポーツ庁が行った「平成29年度運動部活動等に関する実態調査報告書」です。
「運動部活動等」となっていますが文化部についてのデータもあります。

 

この調査は全国の中学校、高等学校を対象としたもので、平成29年7月3日(月)〜20日(木)に行われています。部活選びの参考となるものをピックアップしてみました。

 

部活に入っている中学生の割合は91.9%

運動部、文化部など何らかの部活動に一つ以上、所属している中学生の割合は全国平均で91.9%。公立中と私立中を比較すると公立中学生のほうが部活所属率が高くなっています。

 

部活動に所属している中学生の割合
中学生全体 公立中学生 私立中学生
運動部に所属 70.6% 71.4% 61.1%
文化部に所属 19.0% 18.5% 24.3%
複数の部活に所属 2.3% 2.1% 5.5%
部活に入っていない 8.1% 8.0% 9.1%

(データ出所:スポーツ庁「平成29年度運動部活動等に関する実態調査報告書」)

 

全国平均で7割近い中学生が運動部に所属していることになります。
また、私立中のほうが文化部に所属している人の割合が高いのが特徴です。

 

ちなみに、高校生となると部活参加率は中学よりも低下します。

 

参考:部活動に所属している高校生の割合
高校生全体 公立高校生 私立高校生
運動部に所属 52.7% 54.6% 47.0%
文化部に所属 24.6% 25.4% 22.3%
複数の部活に所属 3.7% 4.0% 3.0%
部活に入っていない 19.0% 16.1% 27.6%

(データ出所:スポーツ庁「平成29年度運動部活動等に関する実態調査報告書」)

 

中学校のときに部活をやっていなかった人が高校で「部活デビュー」をするのは、あまりないケースなので、部活をするのであれば中学のときに始めておきたいですね。

 

部活をやって良かったこと、部活のメリットは?

スポーツ庁の調査には「部活動を行って良いと思う点は」という質問もありました。
運動部、文化部別に下記のような結果になっています(複数回答)。

 

部活動を行って良いと思う点(運動部)
順位 良いと思う点 回答者割合
1位 体力・技術が向上している 52.9%
2位 友達と楽しく活動できている 43.1%
3位 チームワーク・協調性・共感を味わえている 41.8%
4位 仲間が増えた 37.0%
5位 大会・コンクール等で良い成績を収められた 22.3%
6位 集中力が高まった 17.0%
7位 自分に自信が持てるようになった 14.8%

(複数回答)

 

部活動を行って良いと思う点(文化部)
順位 良いと思う点 回答者割合
1位 友達と楽しく活動できている 51.7%
2位 仲間が増えた 38.7%
3位 チームワーク・協調性・共感を味わえている 31.6%
4位 体力・技術が向上している 28.3%
5位 大会・コンクール等で良い成績を収められた 15.1%
6位 集中力が高まった 14.6%
7位 自分に自信が持てるようになった 12.4%

(複数回答)

 

運動部、文化部とも部活でいい成績を収めることよりも、部活動を通して得られるもの(友達、仲間、協調性、集中力、自信など)に価値を置いているようですね。

 

部活に入ろうか考えているときのヒントにしてみてください。