短距離走(50m走)の中学生平均タイム

短距離走(50m走)の中学生平均タイム

短距離走(50m走)の中学生平均タイム

学年別、男女別に中学生の50m走平均タイムをまとめたのが下表です。
元データは文部科学省の「体力・運動能力調査(平成27年度)」です。

 

中学3年男子7.47秒、女子8.62秒

中学3年間+前後3年間の男女別50m走の平均タイムが下記。

学年 男子 女子 男女差
小学4年 9.60秒 9.91秒 -0.31秒
小学5年 9.29秒 9.50秒 -0.21秒
小学6年 8.78秒 9.12秒 -0.34秒
中学1年 8.50秒 9.02秒 -0.52秒
中学2年 7.84秒 8.74秒 -0.90秒
中学3年 7.47秒 8.62秒 -1.15秒
高校1年 7.47秒 8.90秒 -1.43秒
高校2年 7.29秒 8.86秒 -1.57秒
高校3年 7.16秒 8.90秒 -1.74秒

 

男子は中学1年では平均8.50秒ですが、中学3年では7.47秒と1秒以上タイムを縮めています。中学時代は運動能力が発達する期間と言えそうです。

 

また、小学校高学年ではそれほどなかった男女のタイム差も中学以降は広がる傾向にあります。

 

短距離走で最も速く走れる年齢は?

女子の学年別タイムを見て気づくことがありませんか?

 

女子の場合は最もタイムが早いのが中学3年のときなのです。
高校に入るとこれよりも遅くなります(高校は平均で中学2年時よりも遅い)。

 

陸上部などで競技をやっている人の場合は別ですが、平均的な女子は短距離走で最も速く走ることができるのは中学3年時のようです。意外ですよね。

 

男子の場合は中学3年−高校1年(14歳−15歳)は同じタイムですが、高校2年、3年(16歳、17歳)とタイムは伸び、高校3年のときが最速となります。

 

ちなみに、大学1年相当(18歳)の50m走平均タイムは7.32秒で、高校2年(16歳)時の平均タイムよりも遅くなっています。